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四柱推命 後天運の巡り方①

皆さま こんばんは。

玲月彩良(れいげつ・さら)です。

 

今日は一日雨で一気に冷え込みましたね。

まだまだ暑いといっても、季節は確実に進んでいるのを感じた一日でした。

 

四柱推命では、生年月日と生時から命式を導き出します。
また命式が決まると、その人の一生の運気の流れである後天運も決まります。

後天運は大きく分けて二つあります。

 

一つは命式の月柱の干支をスタート地点として、生まれ年が陽干の年の男性は順運、女性が逆運、陰干の年の男性が逆運、女性が順運の流れで10年を境目として、六十干支を順番に一つづつ巡る運気です。大運と言います。

 

もう一つは暦として毎年巡る干支です。これは年運と言います。

 

残念ながら、どちらの干支の巡りも、生まれた時に決められてしまい、本人には決めることができない宿命部分となります。

 

自分の人生は自分の決断と行動が決めるものです。同じ生年月日の方であってもまったく同じ人生の方がいないのは、最終的にはその人生のどんな場面においても舵取りは本人になるからです。

 

ただすべてが自由自在でもなく、どんな人でも、宿命部分である運気の巡り方の枠に制限されたり、影響を受けて、生きていかなければいけないところを人生に持ち合わせます。

 

干支とは十干と五行を組み合わせたもので、全部で六十干支あります。

十干は上にあり天干と呼び、十二支は下にあり地支と呼びます。

六十干支は、甲で始まり癸で終わる十干と子で始まり亥で終わる十二支とが結びつき、甲子から始まります。終わりは癸亥です。

干支には、天干と地支を構成する五行別に、次の四種類の干支のタイプがあります。

 

①専旺(せんおう)干支 

天干と地支が同一五行で成り立っている干支

②扶干(ふかん)干支

地支の五行が、天干の五行を生じている形の干支

③漏干(ろうかん)干支

天干の五行が地支の五行を生じている形の干支

④蓋頭(がいとう)干支

天下の五行が地支の五行を剋している干支

⑤載脚(さいきゃく)干支

地支の五行が天干の五行を剋している形の干支

 

この中で一番、その五行の力が作用として強く出やすいのが①の専旺干支です。

 

どちらも同一五行になりますので、吉の場合も凶の場合も、大きく結果が出やすいです。

 

日干にとってその巡ってきた干支が専旺干支で、その五行が自分の喜神であった場合は、その時期は飛躍的な成長や願望実現が叶う可能性がある、成功しやすい時期にあたります。

 

事業を展開する時や、結婚、起業、昇進、試験などの人生の大きな決断をするには絶好の良い時期です。その時期は、本人自体の運が上がっていますからチャンスの機会が多いだけでなく、その実現を自分の努力で勝ち取るための集中力や持続力も強く、自分の最大値の能力を出せる自分になれる時期です。

 

その時期は、決めたことには、全力で打ち込んで果敢にチャレンジする「攻め」の姿勢が有効で、努力次第では大きな飛躍を勝ち取れるでしょう。

 

長くなりました。続きは次回に。