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紫微斗数 命宮に化禄星②

皆さま こんばんは。

玲月彩良(れいげつ・さら)です。

 

前回の続きです。

前回は命宮に化禄星が入ったときの状態の記事でした。

 

私の鑑定経験から感じることは、命宮に化禄星を持つ人は、根底が楽観的で性善説の人が多い印象があります。

 

化禄星の恩恵なのか、ギリギリではありますが、なんとかピンチを避けることができて、大事にならないような運の良さも持っています。

 

生まれ持った運の良さがあるからか、「何とかなる」と考えがちです。

 

そのため、警戒心が薄く、人に騙されやすいお人よしな面があります。

 

底辺まで落ちる前に救われることが多いので、危機感を感じにくく、満足感のボーダーが人よりも低いため、身近なことやほんの些細なことからでも幸せを感じることができる人でもあります。

 

言ってみれば、化禄星を持つ人は幸せ探しの名人と呼んでもいいのかもしれません。

 

ただ、長所と短所は紙一重と言います。

 

化禄星の満たされた状態は、向上心や野心が少なくなりがちです。

 

すでに今の自分の状態に本人が満足してしまい、もっとこれ以上上に上がりたいという欲が出づらくなります。

 

ハングリーでないところが命宮に化禄星を持つ方の短所ではないでしょうか?

 

自分自身を表わす大切な宮、命宮に一番の大吉星の化禄星があっても、イコール現実的な成功だと必ずしもいえないのは、そういった傾向が理由だと私は考えています。

 

命宮に化禄星を持つ方は、成功したいのであれば、現状にすぐに満足せず、せっかくの運の良さをチャンスに変えていけるよう、危機意識を高めハングリーな自分を意識しないといけません。

 

ただ、人によって何が幸せの基準かは違います。

 

自分の人生を決めるのは自分自身です。

 

自分の幸せの基準は自分が決めることができます。

 

化禄星は豊かさの象徴の大吉星。

 

化禄星のもつ「豊かさ」を現実の成果として追及していくか、自分の内的な面の充実に求めていくかは、人それぞれの生き方次第です。

 

どちらにしても、命宮の化禄星は幸せになりたいあなたの強い味方になってくれはずです。