皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
今日は昨日以上に冷えましたね。
そろそろ秋冬物の厚手の衣類やコートなどを出さないといけなくなりました。
前回の続きです。
干支は六十干支あり、後天運の干支の巡り方には4タイプあります。
①専旺(せんおう)干支
天干と地支が同一五行で成り立っている干支
②扶干(ふかん)干支
地支の五行が、天干の五行を生じている形の干支
③漏干(ろうかん)干支
天干の五行が地支の五行を生じている形の干支
④蓋頭(がいとう)干支
天下の五行が地支の五行を剋している干支
⑤載脚(さいきゃく)干支
地支の五行が天干の五行を剋している形の干支
①専旺干支だけでなく、②と③の場合も、相生の関係にありますので、生じられた干、もしくは支が喜神であればその力は強くなり、忌神であればその凶の作用も強くなります。
ただ後天運の巡り方は人によって変わります。
④~⑤の相剋の干支の巡り方の方もたくさんいます。
④と⑤は天干と地支が剋しあうわけですから、お互いの力をそぎ合ったり、弱くしてしまいます。
その結果、①~③、特に①の運の巡り方の人に比べると、運気の上下は激しくなく、喜神がきても大きな飛躍のチャンスまではたどりつけないこともあります。
その代わりに忌神であってもどちらかは大丈夫の五行である確率が高いため、大難までは起こりづらく、運の大きな下落もないという利点もあります。
そして、元々の命式の五行の偏りが大きい人は、運の上下が激しい傾向にあり、後天運に来た干支の影響を大きく受けやすい傾向があります。
運が良い時と悪い時が極端のひとは後天運と先天運の五行がどちらも偏っている方である場合が多いです。
後天運が専旺干支であったとしても、命式のバランスが取れている方は良い時期と悪い時期は区別ができるけれど、本人の自覚次第ではそこまで大惨事にはならないようです。
最初から後天運の巡り方が決められているなんて不公平ですよね。
ただ、自分ではどうしようもないことがあることを受け入れることも私たちの人生の修行であり、学ばなければいけないことだとも思うのです。
願えば叶う、頑張れば達成するという発想は、一見ポジティブ思考のようですが、実は自分中心の驕りでしかないと私は思います。
自分ではどうしようもないことがあるからこそ、自分だけでは生きていけないことを実感し、自分は生かされていることに気が付くことができます。
その結果、周りに感謝できる謙虚さを私たちは身に着けることができるのはないでしょうか。
100パーセント完璧な人間も、万能な人間も、この世には存在しません。
ジェットコースター型の人生も観覧車タイプの人生も、どちらも一長一短があります。
タイプを選ぶことはできなくても、乗りこなせるかどうかはあなたの生き方次第です。